辛かった手湿疹の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
今年の春頃あたりから、急に左右の手の甲に湿疹や紅斑が現れ、湿疹の出ている部分と正常な皮膚の境界線が目に見えてくっきりわかるほど腫れあがり、ひび割れ、乾燥がとても強くなりました。
境界線は常にピリピリと痒く、睡眠時など無意識で掻いているうちにどんどん症状が広がってきたため、ドラッグストアでステロイドの外用剤を購入、しかしこのお薬を毎日塗ってもほとんど効かない状態でした。
相談に行かせていただいた時に、ステロイドを思い切ってやめるようにとのこと、その代わりに漢方の外用薬を塗ることになりました。
また、併せて飲み薬を出して頂きました。
飲みだして、1週間後、赤味、痒みが酷くなったので、再度相談。
外用でもしっかりと皮膚の熱を取る薬用の湿布を併用するようにしたところ、さらに10日ほどで症状が引き出しました。
少しよくなったかと思えば、2、3日内にすぐ酷くなるというのを2回ほど繰り返し、
半信半疑でしたが、そのまま飲み薬・外用を続けたところ、2ヵ月経つ頃には、湿疹は嘘のように、皮膚がすっかり綺麗な状態にまで改善しました!
漢方薬を信じてよかったと、とっても嬉しく思います!
この方は、もともと皮膚炎症を繰り返し起しやすく、手湿疹も初めてではないとのことでした。
詳しくお聞きしたところ、胃腸が普段より弱く、ストレスも感じやすいとのことだったので、体の緊張をほぐして自律神経バランスを整えつつ、体にこもった熱を発散させ、湿疹の炎症を静めるお薬を中心に飲んでいただくことにしました。
皮膚症状が現れた場合は、外用剤だけで対応される方も多いのですが、漢方薬ではむしろ内服薬を中心に外用も併せて治療を行うことで効果を素早く、確実に改善させることができます。
気になる皮膚症状がございましたら、御気軽にご相談下さい。
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